1日目。星空観望は何回かに分けて行いました。
1回目は17時からです。暗くなり始めた空に月と金星が明るく輝いていました。
金星は西の空でしたので、沈む前にまず金星を見てもらいました。
半月で横から太陽光があたるために、クレーターがはっきり見える月も感動的な見え方でした。
夕食は食堂でいただきました。
その後2回目の観望を行いました。
空はすっかり暗くなって、たくさんの星が見えました。
その中から惑星である木星を見ました。木星の縞模様や木星の周りを回る衛星がはっきりと見えました。
今回の主催事業のタイトルにもなっている「環が消えそうな土星」も環が1本棒になって星に突き刺さっているような土星の姿を
しっかりと見ることができました。
それ以外にも夏の星座はくちょう座のくちばしのところにある二重星アルビレオ、秋の星座アンドロメダ座のところにあるアンドロメダ銀河、
冬の星すばるなども望遠鏡や双眼鏡で見てもらいました。合間を利用して秋の星座であるカシオペア座、ペガスス座、アンドロメダ座、
ペルセウス座なども紹介しました。
あまりによく見えたので内容ももりだくさんになり、時間も長くなってしまいました。
途中で部屋に戻る家族もいましたが、「3回目の観望まであと10分だからこのままいよう」という家族もいました。
結局、スタッフも休む間もなく3回目の観望の時間になりました。
3回目もスタッフがいろいろと説明しながら2回目と同じような星を見てもらいました。
2日目。スタッフは朝4時に屋上で空を確認しましたが、2日目はあいにく全天曇り空で星はひとつも見えませんでした。
ほとんどの家族が4時30分からの4回目の星空観望を楽しみに廊下に出てきていました。
「早朝といっても、まだ暗い朝から準備を整えて、皆さん、すごい関心があるなあ」などと思いながら、
「残念ながら空は雲に覆われていて4時30分からの観望は中止です」と言わなければなりませんでした。
最後の振り返りの時間になっても、小雨が降っているので、5回目の太陽黒点も中止せざるをえなくなりました。
2日目は何もなくなってしまうので、スタッフがパソコンに入っている映像を見せながら、太陽や月の話をしました。
そして、終了となりました。参加者の皆さん、お疲れさまでした。 byのっぽさん