弥生3月です。各地で梅の花が咲き始めました。月末には桜も綺麗に咲くと思います。名栗の山はちょっと遅めですが…
3月は「春霞」の季節となり、星空を眺めるのには少し見づらい日が多くなります。冬のように澄み切った空はあまり期待できませんが、晴れた日にはぜひ星空観察にお出かけください。冬ほどは寒くないですが朝晩はまだ冷えるので、防寒をお忘れなく。
先月の24日には、夕方の西空に月と金星,木星が明るさを競うように並びました。今月も金星は「宵の明星」として西の空で一際輝いています。「一番星」と言われることが多い金星ですが、この春もマイナス3等級以上の明るさで他を圧倒しています。双眼鏡や望遠鏡で見ると、月のように満ち欠けをする姿を見ることができます。円に近い時は径が小さく、欠けが大きい時は径が大きいのが内惑星である金星の特徴です。何日か間を空けて見てもらえれば、満ち欠けと直径の変わる様子がわかります。