キャンプ最終日、名栗げんきプラザのすぐ近くにある“正丸峠”まで日の出を見に行く最後の冒険です。
子どもたちはみんな5時起床!起きたらすぐに準備をして冒険に備えます。
外はまだ真っ暗闇、5時頃見えていたお月様も雲に隠れてしまい、一昨日の夜のような雰囲気の中を班毎に歩いていきます。
出発してすぐは真っ暗だった空も、峠のてっぺんに近づくころには薄っすらと明るくなってきます。
そして正丸峠に到着したころには、東の空の低い場所から高い場所へ向かってオレンジ~紺色の見事なグラデーション!
山道から突然開けるこの景色に、みんなも歓声をあげていました。
子どもたちが頑張って歩いてくれたので、予定よりも早く到着しました。
日の出までの間は、あたたかいココアを飲んだり、望遠鏡を使ってスカイツリーを見てみたり、集合写真を撮ったりしながら待ちます。
そしてついに雲から顔を出した本日の朝日!
雲から光が漏れた瞬間子どもたちの大きな歓声があがり、それからしばらくの間夢中になって朝日を眺めていました。
朝早く頑張って起きて、長い山道を歩いてきた苦労が報われる瞬間です。
しばらく朝日を眺めていたらお腹が減ってくるので、今度は来た道を引き返しげんきプラザへ戻ります。
行きとは帰り道はまるで別世界、帰り道は明るく下りなので子どもたちはぐんぐんと進んでいきました。
あっという間にげんきプラザまで下りてきたら朝ご飯のおにぎりをみんなで食べました。朝の探検の後のおにぎりの味は格別でした。
朝ご飯の後、しばらく休憩をして昨日みんなで作ったクリスマスツリーの片付けへ行きました。
昨晩から時折風が吹いていたためか、少し飾りが飛んだりなどしていましたが、それ以外にも何か様子が違う!?
ツリーにはサンタさんからのすてきなプレゼントがありました♪
そしてキャンプの最後に2泊3日一緒に過ごした班の仲間へサインとメッセージをお互いの持っているはがきに書き、大切なキャンプのお土産ができました。
スタートするとあっという間に過ぎていく2泊3日、初めて会う友達と一緒にさまざまな冒険をして、みんな少しずつレベルアップできました。特に夜の冒険や朝早く起きた正丸峠ハイキングでは、普段の生活ではなかなか体験できなくなった、本物の真っ暗闇の中を冒険しました。
外灯も一切無く、曇りで月明りの無い夜の森は少し怖かったことでしょう、だけど一緒に歩いてくれる班のみんなのおかげで無事に歩ききることができました。真っ暗な峠を登っていた時との様子と、朝日を見たあとのみんなの様子は見違えるようでした。毎日当たり前に繰り返されている夜が明けるという景色ですが、そんな不思議な力を持っています。
朝日が出た瞬間のみんなの歓声に、夢中で眺めている横顔がキャンプが終わった今でも忘れられません。
そんな素敵な景色を探しに、これからもどんどん冒険に出かけてみましょう!
もっともっとレベルアップしたみんなにまた会って、一緒にキャンプができること楽しみにしています。
(なおき)