3月3日、6回目で最終回となる名栗シニア自然塾⑥冬の森の楽しみ方と修了式を行いました。
今日はひな祭りですので、折り紙で作ったひな人形がお出迎え。ひなあられも召し上がって頂きました。
午前はルーペを持って名栗げんきプラザ内のフィールドを歩きながら冬芽の観察。葉っぱが落ちて枯れたようになっている木々も、1つ1つ違う形の冬芽や落葉痕があり、ルーペでのぞくと羊さんやこびとさんのような顔が見えてきます。
樹皮や枝の特徴など冬だからこそ観察できます。また、遠くの山を見ると落葉樹とスギ・ヒノキの植林地の境目がはっきり分かるだけでなく、今の時期だからこそ、オレンジ色の花粉のあるスギとヒノキの境も分かります。
今日は、サルスベリ、アジサイ、アオハダ、ムラサキシキブ、クロモジ、クリ、アセビ、フサザクラ、マルバアオダモ、コナラ、コアジサイ、アブラチャン、トチ、ホオノキ、リョウブ、キブシ、ヤシャブシ、ユズ等の樹木の冬芽や花芽の観察をしました。
その他、シカの糞や食べ跡もありましたが、ムササビの糞も観察できました。
午後は1年間の活動をスライドショーで振り返りました。その後は外でたき火カフェ。焼きマシュマロは大人気でした。
冬の樹木をゆっくり見たのは初めて・・・という方がほとんどでしたがいろいろな発見があったようでした。
今年度の名栗シニア自然塾は今日で修了しました。ノルディックウォーキング、自然栽培、山歩きと星空観察、精進料理と座禅体験、間伐体験と西川材クラフト作り、冬の森観察と1年を通して様々な体験をしてきました。「楽しかったの一言です」「参加者同士の心の交流ができた」「普段興味を持っていなかった分野に今回の講座で興味を持つきっかけになった」などの声を頂きました。
来年度も、ノルディックウォーキング、乗馬、カヌー、ヨガ、双子座流星群ウォッチング、サバイバルクッキング、苔のテラリウム作り等楽しい企画を考えております。ぜひご参加下さい。
by 関谷じょんのび