今年の棚田で米作り年間コースも最終回です。
前回の脱穀体験は台風の影響で実施できなくなったため、
前回分のわら細工作りも含めた大・大収穫祭となりました!
まずは収穫したお米でごはんを炊き、豚汁も下準備。
刈り取った稲ワラもごはん用の火おこしに大活躍です。
次にふかしておいたもち米をつかってもちつきをします。
黒米のお餅が固い!いつもは白いもち米とブレンドしていた?
すこし大人向けのおはぎ風黒米もちもできつつ、できたお餅をちぎってあんこ、きなこ、大根おろし、納豆にまぶして
おもちもできあがりました。
あわせてお釜でたいたご飯でおにぎりも作り、
豚汁を煮込む間のちょっとした待ち時間に田んぼでおにごっこ!
乾いていると思ってもまだぬかるんでいる場所もあり、気を抜いていると靴はドロだらけです。
どんな時にも遊ぶ場所や学びをあたえてくれる棚田は本当にすごいです。
そしておもちとおにぎりと豚汁も完成し、収穫に感謝をしながらみんなでいただきます!
晴天の中、棚田と武甲山にはさまれながら半年かけて作ったおもちやお米を味わいました。
さて午後は、収穫したあとの稲ワラを使ってわら細工作りです。
飾りを変えればクリスマスにもお正月にも、来年のハロウィンにもつかえるわらリースや、
作ったらすぐわらの片付けにもつかえるミニほうきを作りました。
そうして最後に半年間の感想発表です。
稲をつくる大変さを感じた人、稲刈りなどの作業がおもしろかった人、子どもの成長を感じた人、
いろいろな感想がありました。
今年は天候不順のせいか、雨続きで作業ができず鳥に食べられたせいか、
2年続けて不作の年となってしまいました。天気に左右されることも学びです。
楽しいこと、大変なこと、思い通りにできないこと、思いがけない発見。
ぜんぶ寺坂棚田という場所と、みんなで行う米作りだからこその体験なのだと思います。
ぜひこれをきっかけに農業に関心を持ったり、食べ物を大事にしたり、田畑の生き物を調べるようになったり、
あたらしい一歩をふみだしていただけたらと思います。
半年間、ありがとうございました。
(まきまき)