7月を過ぎて天気のいい日は名栗でも暑くなってきました。
名栗の森にはいろいろな虫達が現れるようになり、クワガタなどの人気者からアブのように少し気をつけなければいけない虫までさまざまな虫がいます。
さて、ここ4~5日前ごろから夕方になると森の方から「カナカナカナカナカナカナ・・・・・・・・」と大きな声が聞こえるようになってきました。夕方以外だと、日が出てすぐの薄暗い時間や、晴れていたのに突然雲が出て薄暗くなった時なんかによく声が聞こえてきます。
少し悲しげにも聞こえるけどとってもきれいな声で鳴いています、森の中でこの声が周りからすると、あっという間に森がコンサート会場のようになって大迫力です!
森の中できれいな声で鳴いている生き物、みなさんどんな生き物だと思いますか?
じつはこの声の正体は・・・
じゃーーーーんこのセミでした!
このセミ名前を「ヒグラシ」といいます。名前の通り薄暗くなってくると一斉に鳴き出します。
あのきれいな声で歌っているのは実は全部オス!みんな頑張って鳴いてメスにアピールして子孫を残すよう必死です。セミの世界もなかなか大変そうですね。
夏のあつーい日でも、夕方になると涼しい風が吹いてくる。その時にこのヒグラシのなんとも涼しげな声を聞くとより一層涼しくなったように感じます。
森の中には土から出てきたヒグラシ達の抜け殻がたくさん落ちているのでぜひ探してみてください。
(なおき)