名栗げんきプラザ周辺にある小さな春を探しに、散策会を行いました
今回の自然めぐりハイキングは、「五感+αで自然を楽しもう!」がテーマです。
出発前に体と共に、五感の準備体操も。
コースは、今まさに新緑のまっさかり。五感を使って、草花や樹木、鳥の声、いろいろな
香りを観察しながら山歩きを楽しみました。
新緑の時期には目立たないものもありますが、よく見るといろいろな花が咲き始めます。
普段は気づかないような、道端の小さな花の『キュウリグサ』もルーペで見ると、
とってもきれいです。
途中の目立たない山肌に、『ヒイラギソウ』の群落を発見しました。
『クロモジ』はいい香りですが、『コクサギ』『ナギナタコウジュ』は・・・
刺激の強い香りがしましたね!
耳を澄ますと、『センダイムシクイ』『キビタキ』『ヒガラ』『アオゲラ』などの
鳥の声が聞こえてきました。
足元に目を向けると、『オトシブミ』の作品が、たくさん落ちています。
中身を確認すると小さな黄色の卵がはいっていました。
雨にしっとりとぬれた木々や、薄いもやのかかった遠くの山、霧の中から聞こえてくる
鳥のさえずりなど、晴れた日とはまた違う味わいがありました。
そして、こんな日は、何より、新緑の葉の色がより一層ひきたつのから不思議ですね。
名栗げんきプラザに帰着後は、名栗の四季折々の自然をスライドショーや実物で
見ていただきました。
また、春の味覚として、周辺で採れたコゴミやワラビ、所内の八重桜で作った桜茶などを楽しみました。
霧雨の中の散策でしたが、雨ならではの空気感や香りも楽しむことができました。
今回は春の野花や新緑の葉っぱを中心にご紹介しましたが、
季節ごとに観察すると、同じ場所でも全く違う楽しみを見つけることができます。
名栗げんきプラザ周辺でいつも居るスタッフだからこそ、紹介できる自然があります。
みなさんも近くの林や原っぱに広がる自然にぜひ目を向けてみてください。
きっとおもしろい発見がいっぱいありますよ!
関谷 由紀子(じょんのび)・舘野 彩子(まるこ)