今日の夕方、宿泊している学校の先生から、「廊下にコウモリらしき生き物がいる」という知らせを受けました。
現場に行ってみると、廊下の壁にタマゴより一回り小さいくらいの物体がへばりついていました。
そおっと網で捕まえると、小さなコウモリでした。
最初、動かなくて死んでいるのかな?と思いましたが、手の上に乗せるとヒクヒクと動き始めました。どうやら館内に迷い込んで眠っていたみたいですね…
外に連れ出して、お尻をちょんちょんとつついてやると、始めプルプルと震えていましたが、次の瞬間、パッと空に羽ばたいていきました。
後で調べてみると、毛の色や顔の様子から「コテングコウモリ」らしいことがわかりました。まだ子どもなのかと思いきや、体長(頭~尾)4~5cmにしかならない小さなコウモリだそうです。
これも後でわかったことなのですが、コテングコウモリを含む多くのコウモリは、樹洞(ほらあな)を主なねぐらにしていて、大きな木の減少とともに数が減っており、絶滅危惧種に指定されている種が多いそうです。
コテングコウモリについての詳しい情報はこちら → http://www.biodic.go.jp/rdb_fts/2000/74-065.html
いろいろな発見をくれた珍客との出会いでした。
これからもコウモリたちにとって住みやすい名栗であってほしいものですね。
鈴木宏紀(うーたん)