9/23日、森の漁師体験として、名栗湖で刺し網を使ったブラックバスの駆除イベントを行いました。
今までの残暑はどこへやら…最高気温が20度にも届かない、雨の中での開催となりましたが、17名の参加者が集まりました。
先ずは、カヌー工房の町田工房長よりブラックバスの生態やなぜ駆除をおこなうか?という説明がありました。名栗湖には、スモールマウスバスという種類のブラックバスがいますが、本来は日本にいてはいけない魚であり、日本の生態系を壊しつつあります。そこで生態系を守るために駆除をおこなっています。ですが、ブラックバスも生き物ですので、ただ駆除してしまうのはかわいそう…なら美味しく命を頂戴してしまおう!というイベントなんです。
前置きが長くなってしまいましたが、いざ漁師気分で出発です。雨降る中参加者はカッパを着込み、2艇の船に別れ岸沿いに刺し網をしかけていきます。
この日は、参加者で12張り。ボランティアスタッフで6張り。全部で18張りの刺し網をしかけました。1つの刺し網は高さ約1,5M、長さは20Mほどあります。皆さん初めてでしたが、とても上手に張れました。
時間に余裕があったので、昼食までは「西川材」を使った手作りカヌーを家族毎に楽しんでいただきました。初めはふらふらと進んでいましたが、10分後にはスイスイとカヌーを漕いでいました。
お腹が減ってきたところで待ちに待った昼食です!事前にスタッフが取ったブラックバスを使って燻製・カレーフライなどブラックバス料理が振る舞われました。皆さん、「これほんとにバス?」「美味しー!」と初めて食べるブラックバスの味に、びっくりしていました。
腹ごしらえが済んだら、お待ちかねの刺し網回収です。この時が一番ドキドキするんです。相手は生き物ですから、全く取れない事もあり得ます。祈るような気持ちで網を上げると…いました!小さいながらスモールマウスバスです!鈴なりの大漁とはいきませんでしたが、30cmクラスを2匹含み8匹のスモールマウスバスを駆除する事ができました。
町田工房長のお話しでは、「たった8匹ですがこの8匹が産む子供の数を考えたら、相当量のブラックバスを駆除したのと同じ価値がある」とのことでした。
↓当日カメラを忘れてしまいました。前回取ったスモールマウスバスです。スミマセン
現在埼玉県では、荒川、入間川、越辺川、有間川、神流川でのブラックバスの再放流が禁止されています。もしも皆さんが捕まえたら、再放流せずに美味しく召し上がって下さい。
げんきプラザでは、10月2日(土)・10月9日(土)の2日間、釣りインストラクターの指導のもと「親子釣り教室」を開催します。まだ、空きがありますので是非ご参加下さい。電話、メール、FAXにて受付中です。
名栗げんきプラザ:あまぐり